第14回目・FIBA U17 ワールドカップ 2018 アジア地区予選(U16 アジア選手権) vsインド

第14回目。

2年ごとに開催されるバスケットボールのU17ワールドカップが、2018年6月30日から始まる。その出場権をかけたアジア予選が中国で現在開催されており、出場13チーム中上位4チームが本大会に出場できる。

2年前の予選は、16チーム中4位だったが、オーストラリアやニュージーランドなどのオセアニア地区が出場しておらず3位以上が本大会に出場の為、予選落ちとなっている。4年前は、八村塁有するU17代表がアジア予選を突破し、世界の舞台に立つ事ができた。ワールドカップ本選でチームは14位となるも得点王となった八村塁は、これをきっかけとしてNCAAのD1数校からフルスカラシップのオファーを受けた事は周知の事実だ。

今予選に出場するメンバーで事前に認識していた選手は、私の地元京都の洛南高校の選手であり名古屋ダイヤモンドドルフィンズの笹山貴哉の弟、笹山陸(185センチ)と私と同世代で洛南高校で活躍した富永啓之(高校生の時は204センチで、のちに211センチになってフル日本代表)の息子、富永啓生(180センチ)、福大大濠高校の横地聖真(191センチ)、NBAグローバルアカデミーキャンプに呼ばれた田中力(187センチ)だ。

1月にチェコであった親善大会クリスタル・ボヘミア・カップで同年代のヨーロッパの代表と戦い優勝しているという情報と、その大会MVPを田中力が受賞したという事実も、なんとなく把握はしていた。ただ仕事が忙しいのと、フル代表が勝てていないのとで中々アンダーカテゴリーまでは意識していなかった。

そんな中、初戦のレバノン戦に勝利した記事が目に入り、そのレバノン戦とさっき終わったばかりのインド戦を視聴した。日本は最高身長が191センチで、アジアでもかなり低い身長のチームだ。今日の相手、インドはスタメンに208センチが2枚と試合中にダンクをしてくる運動能力の高い190センチの選手がいるなど、簡単な相手ではないのは見て分かる。結果は109対57で圧勝だった。

代表の試合で、久しぶりにスカッとする内容だった。日本は身長が180センチから190センチの運動能力やハンドリングなどの技術が高く、ディフェンス・オフェンスともに連携して戦える選手を揃えている。特に目を引くのは、トランジションの速さだ。インドの高さを逆手にとって、果敢にドライブをしかけ、ゴール下のスピード感ある合わせを何回も決めていた。オールコートでもインドはついていけないシーンが何度もあり、テレビで観てても日本のスピードは速く感じられた。

フル代表と違うのは、1対1の意識が非常に高い事だ。田中力を一試合通して初めて観たが、ブロックされようがシュートが外れようが、何度でもドライブをしかけていく。スリーも要所で決めてくるので、ディフェンスをこじ開けたり広げたりさせる役割を十分に果たしている。169センチの河村勇輝(福岡第一高校)も速く、ゴール下まで持って行ってパスを合わせてくる。そして富永啓生(桜丘高校)の左利きのスリーポイントは、高確率で決まっていた。特にステップバックからのスリーは、一人でスペースを確保しており、噂通りの選手だと感じた。

ディフェンスは、2線3線の動きが良く、スティールを何度も決め、速攻に繋げていた。インドの208センチ2枚のセンターに対してガード・フォワードの寄りが速く、ローポストまでターンさせないように頑張っていた。

日本のアンダーカテゴリーをコーチするトーステン・ロイブルは、良いチームを作ると感じる。日本が世界で勝つために必要な要素を、よく理解しているのじゃないだろうか。

明日は、韓国戦。勝てば決勝トーナメント進出。負ければ敗者復活戦へと回る事になる。