第21回目・Bリーグ 2017-18シーズン チャンピオンシップ セミファイナル

第21回目。

アルバルク東京シーホース三河のセミファイナルが終わった。子どもと一緒に2戦ともテレビで観戦したのだが、2戦ともオーバータイムまでもつれる試合で、京都以外の試合にも関わらず、痺れる事の出来る試合だった。東京の田中大貴三河比江島慎の大学時代から続くライバル関係。田中大貴が下がっても、この2試合で数本のダンクを叩き込んだ馬場雄大が出てくるという、比江島慎が感じる負担感。日本代表にいつもあと一歩で選ばれない三河の金丸晃輔の、そんな情報を払しょくする勝負強さ。背景に色々な物語性を感じながら観戦する。2試合目の第4クォーターの最後、3点差の場面で比江島慎がベタベタにつかれながらもスクリーンを使ってズレを作り、体勢を崩しながらもスリーをねじ込んだシーンでは、三河のホームであるウィングアリーナ刈谷を埋めた満員の観客は総立ちになって喜び、涙を流している観客もいたのを見て、羨ましかったし、このレベルの試合を京都がする為には、もう一歩、チームとしてステップを登らないといけないとも感じた。

両チーム共に、能力の最大限を出して勝負しているのが画面からも伝わってきて、正直クォーターファイナルで京都が対戦した時のアルバルク東京とはギアの入り方が、全然違うという印象だった。一つ一つのプレーに気持ちがこもっていて、選手は戦っていた。

結果は、アルバルク東京の勝利で、ファイナルを千葉ジェッツと戦う。アルバルク東京は、選手層が厚い。このレベルで試合に参加できる選手がスタメン以外に5人いる。対するシーホース三河は1人か2人。最後は、選手層の差が出たように感じる。この選手層の厚さというのは、色々な要素があるので、選手個人のレベルがそのまま選手層の厚さという事でも無い。監督の考え方、日ごろからの信頼関係、選手のメンタル、双方の関わりや相性なども加わってくる、そこにもまたドラマがあるんだと思う。

残留プレーオフの方もチケットはソールドアウトで、凄い試合になっている。ファイナルも、ちゃんと観ておこうと思う。記憶に刻む事も大事だ。

キャブスのあるクリーブランドは、地元のプロスポーツチームの優勝が50年以上も無かった街だったそうだ。一昨年のレブロン・ジェームズのザ・ブロックは、そういった歴史を払しょくする地元民の想いがのったブロックだったと知った時は、感動した。ファイナルで1勝3敗から優勝したチームは無いと言われ、相手は史上最強のチームの一つと言われ、歴史は繰り返されると諦めかけてた地元のファンがテレビの画面を固唾を飲んで見守る中、そのブロックを決めたのが、地元出身のレブロン・ジェームズだった。背負ってるものが違うと感じた。

NBAでも、背景を知らなかったら、レベルが高くても楽しめない。やっぱりストーリーが必要だと良く思う。

Bリーグも、今日の試合のように一戦一戦、気持ちを込めて戦っていけば、歴史が出来ていくのだろうと思う。そんなセミファイナルだったと思う。