第26回目・2018年アジア大会での日本代表の不祥事について

第26回目。

情けなくて残念な話を書きたくないが、日本バスケの変遷を記すおぼえがきなので書こうと思う。

2018年8月10日からインドネシアジャカルタで開催されているアジア大会で、バスケットボール男子日本代表の4選手が買春行為を犯し、代表認定を取り消され帰国した。

日本と日本選手団とバスケットボールを代表し、公費で出場した中での出来事である。本当に情けないし、色々な人から、この件を通してバスケットボールについて無意識に出るネガティブな感想や意見をメディアなどで聞くたびにつらくなる。代表の公式ウェアを着て大会期間中に歓楽街でお酒を飲む時点で既に、私もダメだと感じた。

今回の4選手のうち2名は、どのようなプレイヤーか私は知らない選手だった。他のメンバーには学生も含まれており、どちらかと言うと、何か光る物があり、今後の伸び代に期待された、千載一遇のチャンスを与えてもらえた中の中心になるはずの4選手だったのだと思う。そんなチャンスの中で、何故お酒を歓楽街で飲んでいるのか、次戦に向けての体調管理は考えなかったのか。この4人の中で出来れば最年長の人間が本来は注意しなければならなかったと思うが、実際は逆だったのかもしれない。4人全員が浮かれていたのか、もしくは、年長者に誘われて断れなかったのか。後者であれば、悔いても悔やみきれない判断だったと何度も振り返っていると思う。普段の生活でも、程度の差はあれ、良くないと思っていても、つい、というような瞬間は幾度もあると感じる。その時に、しっかりとした自己判断が出来なければならないと思う。

そもそも、このレベルの選手が大会期間中にお酒を飲む事ですら、有り得ないものと思っていた。それぐらい自分を律する選手が、そのような舞台に立つものだと思っていた。選手としてのレベルの高さが、人間性の高さに直結しないという当たり前の事を教えられたような気がする。バスケットボールの技術よりも人間教育の方が先に来なければならないと、強く意識するようになった。

社会的制裁は、すでに十分に受けていると思うが、これを取り返すには時間と努力が必要だと思う。家族、応援してくれている人、スポンサーなどの気持ちを考えると仕方がない。でも、その先にはバトミントンの桃田選手のように、人間が変わったように成長する可能性もある。二度と馬鹿な事はしないと、誰かから指導を受けるよりも強く思っているだろう。その思いを生かす為には、この4選手を支える周りの環境が必要になってくると思う。こんな環境でも支えてくれた、そんな人たちを二度と裏切らないと強く思えるような環境を。まだ、そういった気持ちになるには、本人も周囲も時間がかかると思うが、それが大切だと感じる。

人生は続くし、本気で頑張る姿を見たら、周囲は今まで以上に信頼し、応援してくれる時が来るだろう。その道はバスケであってほしいが、それ以外の道を選ぶのかもしれない、真面目に腐らず地道に頑張るしかない。