第29回目・ダブドリという雑誌

第29回目。

中山佑介(tmgathletics | プロフィール)というキャブズでアシスタントATをやっていた凄い方のブログ(tmgathletics | ブログ)と、ダブドリ(バスケ雑誌『ダブドリ』)という雑誌を読んで、色々と感動したので、全然関係ないが、思っている事を書き留めておこうと思う。

小学生から中学生まで、希望者80人ほどの男女にバスケを教えている。一人で教えるので、色々と大変で、年齢ごとに3グループに分けて時間をずらして、平日の晩にやったりしている。体育館の点検、子どものケガの対応やそれに伴うスポーツ保険の加入・申請、忘れ物の対応、また子どもが靴紐をうまく結べないや、調子が悪くてすねてしまうなど…また、ゲームを二つ同時にやる時は、両方を見ながら笛を吹くなど、一人では無理でしょ!という状況ではある。親御さんもいつも数人見学に来られるので、たまに手伝ってくれる人もいるのだが、本当にたまに手伝ってもらう程度だ。JBAのC級コーチの講習で、安全面の配慮を最初に教えられたのに…スタッフは私一人という状態。学生時代の同級生や、後輩、このバスケ教室のOBなどが教えに来てくれたりすると、それだけで大助かりと感謝しかない。

なかなか上手に教える事が出来ず、色々と悩むのだが、仕事が忙しくなると、準備がおろそかになって、気が付けばバスケ教室の時間になっており、焦ってダッシュでコーンやビブスを大量に抱えて体育館に行ったりしている。

楽しくバスケに打ち込んでほしいと思い、楽しい雰囲気でやっていると、どうしてもふざける子が出てくるので、練習がまとまらなくなる。かといって厳しくすると、やりたいバスケ教室ではないのでは、と思ってしまう。そんなジレンマのような事を感じながらやっている。

やればやるほど感じるのが、バスケの前に人間として色々な事を学ぶ時期であり、挨拶や返事をする、約束を守る、着替えた後のカバンなどの身の回りの整理整頓をしっかりとこなすなどが、バスケ以上に大切なんだと言う事。どれほどバスケが上手くても、人間的にダメであれば、バスケが上手い事に1円の価値も無いと伝えている。しかし、バスケをきっかけとして、しっかりとコミュニケーションが取れて約束を守り、自分で考えて表現する力がつき、結果として人間的に魅力のある子になれば、バスケのレベルが高い事に大きな価値が生まれると伝えている。この部分に関しては、揺るがなくなってくる。

指導者も一緒で、楽しくと言いながら自分に甘えがある時は、子どもにその気持ちが見透かされ、だらだらとまとまりのない練習やゲームになる。指導者として真剣な気持ちを持って取り組めば、いい緊張感や充実感が出てきて、子どもたちが乗ってくる。私の想像を超えるプレーをした時なんかは、かなりの嬉しさがある。

まだまだ、自分の中で納得できる域にはほど遠く、全然達していないけど、今の気持ちを書き留めておこうと思う。子どもたちは、皆バスケを長く続けてくれているので、第一目標はなんとか達成出来ていると勝手に思ってはいる。最近、後輩が頻繁にコーチとして来てくれるようになった事もあり、自分なりの次のステップに進みたいとも思う。限られた時間との葛藤でもあるんだが。

数十年前のインターハイ予選の決勝で戦った2チームで最近、飲みに行く機会があった。数年ぶりに再会するメンバーだったが、楽しい会で高校時代そのままのアホな会話になるのは、バスケットボールのお陰なんだろうと思う。ただ、自身の子どもの話になると、悩んだり見守ったり、それは皆真剣。