第35回目・FIBA ワールドカップ 2019 アジア地区2次予選 vsカザフスタン

第35回目。

2018年12月3日、カザフスタンとの試合。

9月に2次予選初戦で対戦(第27回目・FIBA ワールドカップ 2019 アジア地区2次予選 vsカザフスタン - バスケットボールおぼえがき)し、85-70で勝利している。が、その時は、八村塁と渡邊雄太がおり、今回はいない。

カザフスタンは、フィリピンに勝っている。日本は、八村塁、渡邊雄太、ニック・ファジーカスがいない時に僅差ではあるがフィリピンに勝てていない。以前なら実力は日本より上と考えるべき相手だ。選手は白人ばかりで、体が大きくスリーがよく入るヨーロッパ的なチームという印象だ。

試合前の予選戦績は、日本5勝4敗、カザフスタン4勝5敗。共にグループ3位以上を目指して負けられない試合になる。結果は86-70で勝利、前回とほぼ同じ点数だ。

この試合は、ニック・ファジーカスが41点と大暴れしたかのようなスタッツだが、1試合を通して観ていると全員で効率よく攻めているという印象になる。日本の他の選手も、ここ数試合で自らドライブやミッドレンジのジャンパーなど、積極的にアタックするようになり、決められるようになっているので、ニック・ファジーカスにダブルチームがいけない状態を作っている。ローポストの1対1であれば、ニック・ファジーカスは抜群に強いので、アジアではなかなか止められない。日本の選手がドライブに行ったり、ドライブからのプルアップジャンパーを積極的に打つ場合も多く、外れてもニック・ファジーカスがリバウンドショットを決めるという場面も結構あった。

しかし、ハンナリーズで対戦する時も思うのだが、ニック・ファジーカスのフック気味の変則ショットは落ちない。

日本のオフェンスは、比江島慎、馬場雄大富樫勇樹と速いので、カザフスタンの選手は嫌そうだった。以前であれば、負けている時は固くなり、連動性のないオフェンスになっていたが、ここ数試合で自信がつき、負けていても積極的なオフェンスが展開出来ている。

そしてこの日は、フリースローの確率も良かった。1次予選ではフリースローに泣かされたので、ここは大事な要素だと思う。

ディフェンスでは、カザフスタンのスリーが高確率で決まるので、2Qぐらいから日本がシュートを決めてもゾーンにせず、マンツーで守ることが増えていく。

お互い譲らず一進一退の状態が続き、同点で迎えた3Qの残り2分ぐらいに馬場雄大のえげつないダンクが決まる。相手のセンターのブロックの上から叩き込むようなダンクで、頭がリングに当たりそうな高さがあった。このあたりから流れが日本に傾いていく。続いて張本天傑がスリーを沈める。4Q最初の田中大貴のジャンパーが決まった時にラマスHCが激しく手を叩いていたが、まさに勝負どころという時間帯だった。

4Q残り2分ほどのところで、馬場雄大のジャンパー、比江島慎のスリーで勝負あり。

これでアジア予選6連勝、グループ3位に浮上。アジア予選残すはあと2試合、勝ってワールドカップに出場してほしい。